スノーボードユキスキ 16号
2008.1.16 Vol016 コンテンツ ※このページは2008年当時のコンテンツをそのまま掲載しています、一部リンク切れなどがございますがご了承ください
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ECO RIDERを目指せ!!
スイッチブラインド360
ブラインド側の180は、アプローチから抜けまでストレートとまったく同じと考えてもいいが、ブラインド側の360はそうもいかない。スイッチブラインド360は、先行動作をかけるタイミングで回転のすべてが決まってしまう
ブラインド側のスピンは、先行動作をかけるタイミングで回転のすべてが決まってしまう
普通はブラインド側にスピンをする時は、トウエッジをかけて抜けていこう。まず、抜けるまでどういったライン取りをしなければならないのか説明しよう。まずは、ストレートキッカーを想定し、アプローチを始める前に自分の飛び出すリップを点でとらえる。この点はアバウトでかまわない。そこへ向かって、キッカーの上り始めからトゥエッジを使って縦長のターン弧で上っていく。この時、少しだけ進行方向に胸を向けるカウンタースイング姿勢をとる。そしてリップからテールが抜け終わる瞬間に、ボードが真っすぐ(リップの角のラインに対して垂直)向くようなラインで抜けていこう。踏み切りでのローテーションは、背中全体を進行方向へ引き上げるような感じで、前の肩を少し(30度くらい)回していこう。この時の視界は、踏み切る直前は前方を見ながら、視界の下端にリップを入れておくことが大切。踏み切った後は、自分のテールが一瞬見えて、飛び出してから間もなくランディングが見えてくる感じだ。
抜けで背中全体を引き上げるようにして抜けながらテール側の足元を見ることで、ボードを中心にした軸を作ることができる
ブラインドスピンに限らず、すべてのスピンに大切なのが体の軸だ。ブラインドスピンで注意しなければならないことは、自分から前にいこうという意識が強すぎて、体の軸が胸側へ倒れること。体が後れながらスピンしていってもランディングでテールから落ちるだけだけれど、体が胸側に倒れたままだと危ない回転軸になって、しかも回転がつまって危険だ。リップを抜ける瞬間の体の軸の傾きが回転の軸になっていくので、抜けでは背中全体を引き上げるような感じでローテーションをかけると、安定した体の軸を作ることができるんだ。踏み切りから背中を引き上げるように意識すると、下半身もそのまましっかりついてくるから、後はヒザを引き上げてやるだけでと体の軸が空中で安定するし、高さも出していける。もし背中全体を引き上げるイメージがわからなかったら、両腕のヒジと肩を引き上げるイメージだ。
Photographs: Katsumi IWATA
Special Thanks:札幌国際スキー場、サッポロテイネ スキー場
(プロフィール)
高橋成明(たかはし・しげあき)
05、06年2年連続 TOYOTA BIG AIRファイナリストの高橋“シゲ”成明。その卓越したスピンテクニックにより、日本のスピンマスターと呼ばれる。